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塗装サービス

屋根塗装

屋根塗装とは、化粧スレートや金属など「塗装によるメンテナンスが前提の屋根材」の表面に、塗膜を作り直す工事です。粘土瓦(陶器瓦・いぶし瓦)のように塗装が不要な屋根材や、傷みが進んで塗装では対応できない屋根もあるため、屋根は「何でも塗ればよい」工事ではありません。屋根材の種類・劣化の状態・既存の塗膜・下地の状態を確認し、塗装が適しているかどうかを判断してから工事を決めます。

屋根材のメーカー(ケイミュー)は、塗り替えを「スレートや金属などの屋根材で行われる工事」と説明し、瓦屋根にはカバー工法などが不向きであることも案内しています。粘土瓦は焼き物で釉薬などによって色が付いているため、塗装のように色落ちせず、再塗装は不要です(愛知県陶器瓦工業組合)。

屋根塗装を検討する症状

屋根は地上から見えにくく、気づかないうちに劣化が進んでいることがあります。次のような症状は、状態を確認する目安です。

  • 色あせ、苔・カビ・藻による変色(屋根材メーカーは美観の回復として再塗装を案内しています)
  • 屋根材の割れ・欠け・ずれ(部分的な差し替えや補修が必要なことがあります)
  • 棟板金(屋根の頂部を覆う金属)の浮き、釘の抜け、さび
  • 金属屋根のさび、塗膜のはがれ、チョーキング
  • 天井や小屋裏の雨染み(雨漏りは原因によって必要な補修が異なり、塗装だけで止まるものではありません。原因の確認が先です)

屋根の確認のためにご自身で屋根に上らないでください。脚立やはしごからの転落は、消費者庁・国民生活センターが注意喚起している事故で、死亡事故も報告されています。屋根材を踏んで割ってしまうおそれもあります。地上から見える範囲と、室内側の雨染みの確認にとどめ、高所の確認は店舗にご相談ください。

塗装できるかどうかは、状態確認が必要

屋根塗装で最初に確認するのは「この屋根は塗装が適しているか」です。塗装の可否は、次の4つで決まります。

屋根材の種類
化粧スレート(カラーベスト・コロニアルなど)と金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタン)は塗り替えが前提の屋根材です。粘土瓦は塗装不要。セメント瓦・モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)は塗装の対象になりますが、モニエル瓦は表面のスラリー層が塗料の付着を妨げるため、専用の塗料・下塗り材が必要です(日本ペイント)。アスファルトシングルは、メーカー(ニチハの例)が塗り替え・部分差し替え・重ね葺きのいずれかを案内しています(塗り替えると表面が単色になり、防藻性能は失われるとの注記があります)。
劣化の状態
屋根材の割れ・欠け・ずれ・浮きがある場合は、塗装の前に補修や交換が必要です。屋根材の基材そのものの強度が落ちている場合は、塗装しても塗膜が持たず、塗装以外の方法が適していることがあります。
既存の塗膜
前回の塗装の種類と状態によって、下塗り材の選び方や、縁切り(下で説明)の必要性が変わります。
製造時期
国土交通省「目で見るアスベスト建材」の一覧表では、石綿(アスベスト)を含む住宅屋根用化粧スレートの製造時期を1961〜2004年としています。これは建材の区分としての製造時期で、個々の製品や住宅に石綿が含まれるかは、製品名・製造年の確認や分析調査で判断します。石綿を含む屋根材でも塗装そのものは行えますが、割れた屋根材の扱いや処分には法令上のルールがあるため、製造時期と製品の確認が必要です。

屋根材メーカーのケイミューは、化粧スレートの維持管理資料で、表面の色が薄くなっても基材に損傷がなければ防水性などの基本性能に問題はないこと、雨漏りは再塗装では直らないことを案内しています。屋根塗装は、塗膜で屋根材の表面を保護し見た目を整える工事であり、雨漏りの修理ではありません。雨漏りは、原因(屋根材のずれ・割れ、棟板金、防水シート、取り合い部など)に応じた補修が必要です。

傷みが進んでいる屋根では、塗装ではなくカバー工法(既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる)や葺き替え(屋根材と防水シートを交換する)が適している場合があります。マッハ塗装の店舗が対応できる工事の範囲は店舗によって異なるため、塗装以外の方法が必要と分かった場合の進め方は店舗にご確認ください。

屋根塗装の主な工程(一般的な流れ)

  • 屋根を塗装している作業のイメージ
    屋根塗装作業のイメージ
  1. 足場・養生:屋根の作業は足場が必要です。外壁と同時に行う場合は同じ足場を使います。
  2. 洗浄:高圧洗浄で苔・汚れ・古い塗膜の粉を落とします。
  3. 下地補修:割れた屋根材の差し替えや接着、棟板金の釘の打ち直し、さび止めなど。
  4. 下塗り:屋根材と既存塗膜に合わせた下塗り材を塗ります。屋根材メーカーが専用塗料を指定している製品もあります。
  5. 縁切り:化粧スレートでは、屋根材の重なり部分のすき間を塗膜でふさがないようにします。ふさぐと雨水の通り道がなくなり、雨漏りの原因になります(ケイミュー・部材メーカーの説明)。縁切りの方法は屋根材メーカーの指示に従います。
  6. 中塗り・上塗り:屋根用の塗料を、メーカーの仕様に沿った回数で塗り重ねます。
  7. 仕上がり確認・工事完了

上の工程は一般的な屋根塗装の流れで、マッハ塗装の各店舗の標準仕様を定めたものではありません。実際の工程と仕様は見積りで確認します。工程の考え方は外壁と共通です。工事の流れと施工への考え方もあわせてご覧ください。

屋根と外壁を同時に塗装する場合の考え方

屋根塗装には足場が必要です。外壁にも塗装の時期が近づいているなら、同じ足場で一緒に行うことで、別々に行うより足場の費用を抑えられます。ただし「同時に塗るべき」とは限りません。屋根と外壁では紫外線と熱の影響の強さが違い、傷み方も同じではないからです。

マッハ塗装の施工事例には、外壁と屋根を同時に塗装した事例と、屋根が瓦のため塗装の対象にせず外壁だけを塗装した事例(築40年の戸建て住宅を初めて外壁塗装)の両方があります。屋根と外壁それぞれの状態を確認し、必要な工事だけを組み合わせます。

屋根塗装の見積りで確認したい項目

  • 屋根材の種類と、塗装が適していると判断した理由
  • 屋根の塗装面積(㎡)
  • 下塗り材の名前(屋根材に合ったものか)と、塗料のメーカー名・製品名(屋根用か、遮熱の有無)
  • 縁切りの有無と方法(化粧スレートの場合)
  • 棟板金の処理(釘の打ち直し・さび止め・交換)
  • 屋根材の補修・差し替えが含まれているか、含まれない場合の追加費用の条件

見積書全体の見方は見積りの見方、屋根用塗料と遮熱塗料の考え方は塗料の種類と選び方、屋根を含む家全体の価格の目安は外壁塗装の価格をご覧ください。

参考にした公的機関・メーカー等の情報

屋根塗装についてよくある質問

屋根塗装は本当に必要ですか?意味がないと聞きました。

屋根材によります。化粧スレートや金属屋根は、メーカーが再塗装を含む定期的なメンテナンスを前提にしている屋根材です。一方、粘土瓦は塗装不要で、傷みが進んだスレートは塗装しても塗膜が持たず、塗装以外の方法が適している場合があります。「意味がない」と言われるのは、塗装に向かない屋根に塗装した場合の話です。屋根材と状態を確認してから判断してください。

塗装できない屋根はありますか?

粘土瓦(陶器瓦・いぶし瓦)は塗装の対象ではありません。化粧スレートでも、割れ・欠け・浮きが多い、基材の強度が落ちている、屋根下地が傷んでいるといった場合は、塗装ではなくカバー工法や葺き替えが適していることがあります。製品によってメーカーが専用塗料や注意事項を定めているものもあるため、屋根材の種類と製造時期を確認します。

屋根塗装は何年ごとに行いますか?

屋根材メーカーのケイミューは、化粧スレート製品(コロニアルクァッド)の維持管理資料で「築10年目のメンテナンス後は10年ごとの定期メンテナンス」を基本とし、その中で再塗装や取り替えを想定しています。ただし、地域・環境・使用条件によって劣化の進み方は異なり、年数はあくまで目安です。色あせ、苔、割れ、棟板金の浮きなどの症状を目安に、状態を確認して判断します。

屋根の状態を自分で確認してもよいですか?

屋根には上らないでください。消費者庁と国民生活センターは、脚立やはしごからの転落事故(死亡事故を含む)について注意喚起しています。屋根材を踏んで割るおそれもあります。地上から見える範囲、2階の窓から見える下屋、室内の天井の雨染みの確認にとどめ、高所の確認は店舗にご相談ください。

遮熱塗料を使えば、夏の室温は下がりますか?

屋根用の遮熱塗料には JIS K 5675(屋根用高日射反射率塗料)という規格があり、太陽光の近赤外線を反射する性能が定められています。ただし、室内の温度は建物の構造・断熱材・換気・開口部の面積・立地によって変わるため、効果を一律の数字でお約束することはできません。費用との兼ね合いで検討してください。

屋根だけ塗装することはできますか?

できます。ただし屋根塗装には足場が必要で、足場の費用は工事全体の中で大きな割合を占めます。外壁にも塗装の時期が近づいている場合は、同じ足場で一緒に行う方が、別々に行うより総額を抑えられることが多いです。外壁の状態もあわせて確認したうえで、どちらが合理的かをご提案します。

塗装のご相談は、お近くのマッハ塗装へ

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