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塗装ガイド

外壁塗装業者の選び方

外壁塗装の業者は、「安い」「有名」よりも、建物を実際に見て、何をどこまで、どの材料で、いくらで行うのかを書面で具体的に示せるかで選びます。2〜3社に同じ条件で見積りを依頼し、下の10項目で比べれば、総額だけでは見えない違いが分かります。その場で契約を迫る業者は、内容がよくても一度持ち帰って検討してください。

このページの確認項目は、住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)、住宅リフォーム推進協議会、国民生活センターなどが公開しているリフォーム業者選びの案内をもとに、外壁塗装に合わせて整理したものです。特定の会社を勧めるものではなく、どの会社に相談する場合でも使える基準としてまとめています。

業者選びで確認したい10項目

  • 外壁塗装業者へ相談しているイメージ
    外壁塗装の相談イメージ

1. 会社情報

会社名、所在地、電話番号、運営会社(屋号と法人名が違う場合)が、見積書や名刺、ウェブサイトで確認できるかを見ます。塗装工事(建築一式工事ではない専門工事)は、1件の請負代金が500万円(消費税・地方消費税を含む)未満であれば「軽微な建設工事」として建設業許可がなくても請け負えるため(建設業法第3条・同施行令第1条の2)、許可の有無だけで良し悪しは判断できません。許可、住宅リフォーム事業者団体への加盟、塗装技能士(国家検定)の在籍などは、確認できる材料の一つとして見てください。

2. 現地確認の内容

見積りは現地調査をしてから作成してもらう、というのが住宅リフォーム推進協議会の案内です。外壁・屋根・付帯部・シーリングの状態を実際に見て、面積を測り、劣化箇所を写真で示してくれるかを確認します。現地を見ずに出した見積りは、数量が過大だったり、工事中に追加費用が出たりするおそれがあります。何を確認するかは外壁・屋根の状態確認のページで説明しています。

3. 見積書の具体性

数量(㎡・m)と単価、仕様(塗料の製品名・塗り回数)が書かれているかを見ます。見積書の数量が「一式」と示されている場合は改めて内容の確認が必要で、できる限り数量と単価を示してもらうよう、住まいるダイヤルは勧めています。項目ごとの見方は見積りの見方にまとめています。

4. 工事範囲

足場、洗浄、下地補修、シーリング、外壁、屋根、付帯部(雨樋・破風・軒天など)のうち、どこまでが含まれているかを確認します。総額が近くても、含まれる範囲が違えば比べたことになりません。

5. 使用材料

塗料のメーカー名・製品名・樹脂の分類、下塗り材の種類が書かれているかを見ます。製品名が分かれば、メーカーの公式サイトで性能や目安年数を確認できます。塗料の違いは塗料の種類と選び方で整理しています。

6. 追加費用の条件

工事を始めてから補修箇所が見つかった場合など、どのような場合に追加費用が発生し、いつ・どのように説明があるのかを契約前に確認します。追加費用の条件が口頭だけの場合は、書面にしてもらってください。

7. 施工事例

施工前・施工後の写真、工事内容、地域、使用塗料が具体的に示されているかを見ます。完成写真だけ、あるいは地域も工事内容も分からない事例は、その会社の施工かどうか判断できません。

8. 工事中の説明

工程ごとの写真や報告があるか、工事中の変更をどのように相談できるかを確認します。東京都住宅政策本部の「東京住宅リフォームガイド」(令和5年2月)では、工事記録を写真に撮ってもらうこと、工事内容の変更は合意書を取り交わすことを勧めています。

9. 保証・アフター

保証がある場合は、対象(どの部分・どのような不具合か)、期間、免責、書面で受け取れるかを確認します。年数の長さだけでなく、対象の範囲を見てください。リフォーム瑕疵保険を利用できる登録事業者かどうかも、確認できる材料の一つです(保険は登録した事業者しか使えません)。

10. 契約を急かしていないか

「今日契約すれば値引き」「今ならこの価格」と期限を付けて決断を迫る、全額前払いを求める、といった場合は注意が必要です。国民生活センターは、複数の事業者から見積りを取り、費用だけでなく工期・施工体制・保証内容を検討すること、高額な費用の全額前払いは避けることを勧めています。訪問販売を受けた場合の確認点は訪問販売で確認したいことにまとめています。

比較のためのチェックリスト

見積りを受け取った会社ごとに、次の表で確認してみてください。「分からない」が多い会社には、質問してから判断します。

外壁塗装業者の比較表(会社ごとに確認)
項目確認すること注意したいサイン
会社情報会社名・所在地・連絡先・運営会社が書面で分かる所在地や連絡先が名刺にしかない、屋号と法人名の関係が不明
現地確認外壁・屋根・付帯部を見て、面積を測り、劣化箇所を写真で示す現地を見ずに見積りが出る、屋根に上らず屋根の工事を勧める
見積書数量・単価・製品名・塗り回数が書かれている「一式」の項目が多い、面積が書かれていない
工事範囲足場・洗浄・補修・シーリング・付帯部の有無が明記総額だけが大きく書かれ、含まれる工事が分からない
使用材料メーカー名・製品名・下塗り材が分かる「シリコン塗料」など分類名だけで製品が分からない
追加費用発生する条件と説明の方法が契約前に分かる「追加は出ない」と言うが書面にない
施工事例施工前後の写真・工事内容・地域・塗料が具体的完成写真だけで、工事内容・地域・塗料が分からない
工事中の説明工程写真・報告・変更時の相談方法が決まっている工事中の連絡先や担当者が決まっていない
保証・アフター対象・期間・免責が書面で示される「○年保証」の年数だけで対象が分からない
契約の進め方持ち帰って検討する時間があるその場での契約、期限付きの値引き、全額前払いの要求

相見積りで比較すること

  1. 2〜3社に、同じ条件で依頼する:工事範囲、塗料のグレード、保証の条件をそろえないと総額は比べられません(住まいるダイヤルは2〜3社を目安としています)。
  2. 相見積りであることを伝える:伝えたうえで対応が変わる会社かどうかも判断材料になります。
  3. 総額ではなく、内訳・数量・仕様を並べる:面積(㎡)、塗り回数、製品名、付帯部の範囲を横に並べると違いが見えます。
  4. 極端に安い・高い理由を聞く:工事範囲が狭い、塗り回数が少ない、下地処理が入っていない、などの理由があることがあります。
  5. 分からない項目は質問する:住まいるダイヤルには、電話相談の一部として無料の「リフォーム見積チェックサービス」があります。

マッハ塗装の考え方

上の10項目は、マッハ塗装だけが満たせる基準ではありません。どの会社を選ぶ場合でも、同じ基準で確認してください。マッハ塗装では、建物の状態確認(無料)をもとに必要な工事を説明し、他社で受け取った見積書についても工事項目や施工範囲などの確認ポイントをご案内しています。比べたうえで判断していただくための方針です(施工への考え方)。工事の工程は工事の流れ、実際の工事は施工事例で、施工前・施工後の写真、工事内容、使用塗料とあわせて確認できます。

見積りの依頼や相談は、各地域の店舗が窓口です。店舗一覧からお近くのマッハ塗装をお探しください。

参考にした公的機関・メーカー等の情報

外壁塗装業者の選び方についてよくある質問

相見積りは何社くらい取ればよいですか?

住宅リフォーム・紛争処理支援センターは2〜3社を目安としています。多すぎると比較と対応に時間がかかり、1社だけでは基準が分かりません。工事範囲・塗料のグレード・保証の条件をそろえて依頼し、相見積りであることは伝えて問題ありません。

建設業許可がない塗装会社は避けた方がよいですか?

塗装工事は建築一式工事ではない専門工事で、1件の請負代金が500万円(消費税・地方消費税を含む)未満であれば「軽微な建設工事」として建設業許可がなくても請け負えます(建設業法第3条・同施行令第1条の2。2026年10月時点)。戸建て住宅の塗装は、この範囲に収まる場合が多いため、許可の有無だけで判断はできません。会社情報、現地確認、見積書の具体性など、他の項目とあわせて見てください。

塗装技能士の資格がある会社を選ぶべきですか?

塗装技能士(建築塗装作業)は、職業能力開発促進法に基づく国家検定(技能検定)です。在籍していることは技能を確認できる材料の一つですが、資格の有無だけで施工の質が決まるわけではありません。現地確認の内容、工事中の説明、施工事例とあわせて判断してください。

見積りが他社よりかなり安い場合、何を確認すればよいですか?

工事範囲(足場・洗浄・下地補修・シーリング・付帯部が含まれているか)、塗り回数、塗料の製品名、面積を比べてください。同じ総額でも、含まれる工事が少なければ安いとは言えません。追加費用の条件と、保証の対象も確認します。

保証の年数が長い会社ほど安心ですか?

年数だけでは判断できません。保証の対象(どの部分・どのような不具合か)、免責の条件、書面で受け取れるかを確認してください。マッハ塗装の保証制度は、本部サイトではまだご案内していません。保証の内容は、見積りの際に各店舗にご確認ください。

突然訪問してきた業者に頼んでもよいですか?

訪問販売そのものが悪いわけではありませんが、その場で契約する必要はありません。指摘された箇所は別の会社にも見てもらい、見積りを比べてから判断してください。確認したいことは「外壁塗装の訪問販売で確認したいこと」のページにまとめています。